一番乗りの方法 作:GLUMip 栞「今日も1番乗りです」 昇降口の先では、すでに栞が手を振っていた。 祐一「…どうして今日も栞の方が早いんだ」 栞「6時間目の授業が、担任の先生だったんです」 栞「それで、ちょっとだけ早く終わったんです」 祐一「詐欺だ」 栞「違います。買収です」 真新しい鞄に、おろしたての制服。 そして、いつものように、穏やかに微笑む。 くそ、担任もこの顔に引っ掛かったのか…  おわり