雑炊の秘密 作:GLUMip 「俺なんか、昨日は味の薄い雑炊しか食ってないからな」 そういうと、あゆは上目遣いに俺の顔をうかがった。 「…祐一君、ボクの料理食べたの?」 あゆへの感謝の意味を込めて、あゆを優しく見つめやる。 「…うまかったぞ、薄味だったけど」 「…ほんと?」 あゆの表情が、ぱっと明るくなる。 「でも、キャベツの大きさはバラバラだったな」 「…うぐぅ…文句は○美屋に言ってよ…」 そう言ってあゆは棚にしまってあるレトルトパックを取り出した… おわり