CARAT5つの味トップページ 鎧っ娘トップへ
はじめに リンク アーカイブ サイトマップ world wide
CARAT5つの味トップページ 日記 CG 同人活動 掲示板 絵チャット Web拍手 メール
2005/09/25

最近、チェーン系外食産業での外国人店員がとみに増えた。都心部においてその傾向は顕著である。

日本に留学し、学費をバイトで稼ぐ。実に結構なことである。
学業のみならず日本の文化風習に理解を示してもらえればなお素晴らしい。日本を好きになって祖国に帰ってもらいたいものだ…と、留学の受け入れには賛成なのだが、留学生のバイトを利用者サイドで見ると、サービスレベルの低下が目立つ。
言語の問題で意思疎通がままならぬという事はないのだが、やはり日本の習慣に馴染んでいない所が多い。
要するに、日本人らしい阿吽の呼吸、無言のサインに気がつかないのである。
昨日も「4名様ご案内です」と言うので後をついていくと、客室の末端までやってきて「只今空いておりません」
仕方なしに玄関まで戻ると「喫煙席ですか禁煙席ですか?」
禁煙と答えると「禁煙席はカウンターだけですがどうしますか?」
カウンターでも構いませんというと「ご案内します」と言って、さっき通った席までやってきた。
恐らく、マニュアルに書いてあることは遵守しているのだと思う。だが、マニュアルに書いていない暗黙知が通じてない。

過日、居酒屋でカード払いしようとしたら、レシートを見せずに「三千円です。サインお願いします」と言う。
店員が伝票管理しているので当該伝票が自分の物であるかの確認もできていない。
「レシート見せてください」と言うと店員困惑。
後ろに客が並びだして気になったけど、「レシートと金額が一緒である確認をしてサインをするものですよ」と説明してレシートを出させ、サイン。
居酒屋である。頼んでいる物が来て無かろうが、丼勘定で支払うことがままある。恐らく、カード払いの客は皆確認せずにサインするのだろう。居酒屋とはそういう物かも知れぬ。
だが、複数の物を購入したのにサインだけさせるのはおかしい。ポーズでも良いから明細を側に置くのが当然ではないかと思う。
どちらも、しかるべき人材がマンツーマンで指導していれば気づくはず。それができていないのは雇用者側の責任ではなかろうか。
普通の金額で普通のサービスというものが減ってきた。安かろう悪かろうか、高級かの二者択一というのは、あまり嬉しくない世界である。


2005/09/24

しめたさん、あきはらさんと一緒に新宿パセラでカラオケ。パセラ知っちゃうと他に行けないよね。
カラオケ3時間。一人1200円。
次にミスタードーナッツでドーナッツ&カフェオレ(お代わり自由)で3時間、おいら800円。
最後はふらんす亭でカレー。3時間半、一人830円。
みんな留美子サークル極楽倶楽部出身なのでサークルの話を中心に雑多な話しているうちにあっという間に時間が過ぎていきました。早いねぇ。
それにしても、お互いもう10年以上同じジャンルやってきている、同じサークルに所属している。
10年同ジャンル活動ってのは考えてみれば凄い話だよね、ということと、最早漫画にするネタがないという話も。
鎧ネタについては幾つか使えそうなネタをいただきました。ゆくゆくは漫画にしたいけど、大変そうだ…


2005/09/23

ムシマルさんを自宅に招く。
ケーキをいただいたんですが、美味!
で、おいらの原画見せたり、なつかしアニメのOPを見たり、ムシマルさんの携帯ビューアー(Photo Fine EPSON P-2000)からTVに出力してみたり、一緒に絵を描いたりしているうちに夜。
自分のCGでも、TVに出力してみると印象が変わって見えるから不思議。どのCGでも2割良く見える気がする。
しっかし、アニメOP見ていると、この人は○○の監督だった人、この人は××の…と、ムシマルさん詳しいこと詳しいこと。生き字引かと思うくらい。凄いよなぁと感心。
ところで、自分の原画を色々漁っていたら、もっとも古い物(日付入り)で94年でした。
で、初めての同人誌のおまけ本に大魔神少女の絵があって、昔から同じ事やっているなぁと苦笑。
名前も大魔神子なので、まったく今と変わってないのです…今の大魔神子は適当に名前付けたので、10年以上前に同じ名前を付けていたのはすっかり忘れていました。


2005/09/22

大魔神が出てくるサントリーのCM「アイスジン」の動画を遂に発見!
…あれ、この着ぐるみ…おいらが着たことあるやつだ!


2005/09/21

ムシマル邸の思い出。
ひょんな事から公共広告機構の、もったいないお化けのCMを見る。
寺に集まった子供達が「○○嫌いじゃ」と言って、片っ端から食べ物を残すと、夜にお化けが出るというあれである。
「ニンジン嫌いじゃ」と言って子供が残した食膳を見ると、魚。
高度成長期前におかしらつきの魚を子供が半分以上残している。
「こいつらどんな贅沢してるんだよ!」
全員大爆笑。


2005/09/20

食事しながらプロジェクトA子を見る。
素晴らしい作画である。原画陣が非常に豪華でビックリ。そりゃ、スタッフが好きで作った作品なだけあるわ。
しっかし、よく物の壊れる話である。A子が走るだけで、踏み台になった地面は陥没、家は全壊である。この壊れ方がたまらない。うる星の壊れ方のノリと言えば分かるだろう。
惜しむらくは声優陣でいずれも今ではベテランばかりなのだが、当時は新人だったので演技が拙い。
これでA子が弁天さまっぽく、B子が九鬼麗さまっぽく演技していたら最高なのになぁとみそ汁をすする。
相方がA子は破壊しまくりだから気に入ると思うよ、大魔神の鎧着せて描いたらどう?と言う。
流石は我がヨメ。わかってるなぁ。


2005/09/19

ムシマルさんのお宅へお邪魔しました。
おいら2回目、ヨメ1回目。 彼の家にはうる星のパチンコが三台もあるのです。
早速CRうる星やつら2をプレイ。
ヨメ、ガンガン当てる。持ち主も初めての確変大当りを出してきました。おいらもそこそこ当たったけど、一日中やり続ける根性はありません。パチンコやる人ってある意味凄いよなぁと。
それにしても、凄い勢いで玉の減ること減ること。それでいて当たったら止まらない。今回はビギナーズラックで当たったけど、それまでどれほどの遊技時間を要したかと考えると到底ペイできない。それに引き替え、うちらは紙と鉛筆があればいくらでも落書きしているのだから安上がりでよいものだ。
昼過ぎにバトルスーツさんが来て、料理を振る舞ってくれる。牛肉のタタキに、焼きそば、寿司、餃子とテーブルに載りきらないほど出るわ出るわ。特に手作りの牛のタタキが美味。調子に乗って食い過ぎる始末である。
その後は高橋留美子の直筆コンテや、絵コンテ、セル画、ポスター類を見せてもらったり、同人誌を段ボール一箱分見せてもらったりして大満足。実に十時間以上もお邪魔してようやく辞去。
楽しい一日で本当にあっという間でした。いつも徹夜でオフ会やっているというのがよく分かりました。居心地良いんだもん。


2005/09/18

一大散財の日である。
まずはサンクリ。入場フリー以降に入ることにしていたので14:30に入り、ヨメを連れて挨拶回り。挨拶以外のサークルには目もくれず、何も買わずに閉会。
次に行ったのが、洋服の青山。
実は洋服の青山に行くのはこれが初めてである。
就職活動の時に近所のコナカで一着作った以外、今まで全てスーツはデパートで買ってきた。三越、松坂屋、松屋。いずれも銀座か日本橋で、それ以外では買ったことがない。金持ちかというとさにあらず、大バーゲン上下で1万円とかを狙って買うのである。 …さて、礼服である。先日「礼服が体に合わない」という難儀な経験があったので、忘れないうちに買わねばと思っていたのである。
行ってみたら、なんと3万円を切っている。これだと思ったら「夏物値下げ」と書いてあるではないか。結局、5万近くの物を買うことになった。
店員はカードを勧めてくる。入ればその場で5%引き、ただしクレジットだという。初年度年会費無料。二年目から年会費がかかるが、商品券で年会費以上にキャッシュバックがあるという。要するに囲い込みを狙っているらしい。キャッシュバックがあっても今後もバーゲン狙い必定なので年会費が無駄である。が、今日の消費税分¥2500の値引きは見逃せないので入ることにする。1年経ったら退会だ。忘れないようにせねば。
さて、夕食は嫁の夢を叶えるべく居酒屋世界の山ちゃん。
手羽先三人前も食ってしまった。満足満足。
あ、途中寄った古本市で図録日本の甲冑武具事典があった。定価1万円が7千円。欲しかったけど高すぎるのでこれは断念。


2005/09/17

友人と会う予定だったが、変更になったので相方と出かけることにする。
まずは秋葉原。LANケーブルを買いに行ったのだが、話題のアキバヨドバシへ。秋葉原の駅自体が豹変していて驚きだ。中央改札なんて一体いつできたのか。久しく行っていないうちにこんなになったのか。
中央改札を出て更にビックリ。どこにこんな空間があったのかと驚く。貨物駅の跡地という知識はあるのだが、眼前の景色と結びつかない。
ポイントが残っているからヨドバシで買おうと思ったのだが、今日は開店セールでポイント12%だという。2%のポイントが追加されているので現金で買うことにする。買ったのはLANケーブルの他、目玉セールのDVD−Rディスクなど。
パナの4倍DVD-Rが10枚¥500だったので、まぁ良しとして買う。
続いて葛西臨海公園へ。
渚に行くと親子連れやアベックで賑わっている。
波の打ち寄せる浜辺に立ち、景色をみやると砂浜の上に大きな魚が横たわっている。
魚屋のおっちゃんがだみ声で「安いよ安いよ」としっぽを掴んでいる魚くらいの大きさである。
そんなのが目を剥いて死んでいるのだから近寄りがたい。
と思って別の方向を向いていたら親子連れがやって来た。事もあろうに魚の目の前に一家四人で海を眺め、ごらん広いだろうみたいなことをやっている。あと一歩踏み出したらグシャ。だが、気がつかない。良いのか悪いのか。
さて、気を取り直して観覧車へ。
観覧車に乗ると西に都心、東にネズミーランドが望める。傑作だったのが案内放送だ。
「東には世界的に有名なテーマパーク」としか言わない。具体名を出すのをはばかられる何かがあるのか。観覧車は私営とはいえ、公共施設に囲まれているから特定企業名を出すのを遠慮したのだろうかと思う。
観覧車は実に愉快な乗り物で、最高地点に近づくとさっきまで見えなかった都庁やビッグサイトのシルエットに気がづく。展望台と違って刻一刻と景色が異なるのだから片時も目が離せない。それでいて、展望台と違って飽きて次へ…ということにはならないのだから楽しさが持続する。
満足して観覧車を降りる。その後、舞浜リゾートラインに乗り日没を車内から眺める。
リゾートゲートウェイ駅の周囲を廻ってみると、大道芸をやっている。
自転車に乗ってジャグリング、果ては自転車に乗ったまま縄跳びをする。凄い。
これを吹き抜けの上から眺めていた。
ステージを正面に捉えてよく見える。芸をやっている階と違って特等席である。
見事な芸も終わり、観衆が箱に群がって投げ銭を入れる。
満足した人々はぞろぞろと帰途につく。
「ありがとう!ありがとう!」
大道芸人の声は途切れない。
何人かと記念撮影をしている。
「ありがとう、ありがとう」
そうして、最後の一人が残った。
「ありがとう、ありがとう…あれ、お母さんは?」
「U助君のおかあさーん!」
マイクから虚しく響く声。大変だなぁと肩をすくめて帰途についた。


2005/09/13

残業したが家で食事とれそうだ。かえるコールするぞと思って電話を手に取ったら電池切れ。


2005/09/12

相方と一緒に落語を聞きまくる毎日。古典より新作が面白い。
落語を聞きながら絵までは描けると言うことが分かりました。
ただ、ゲームやったり読んだりするのは駄目ね。
ところで、先日からAmazon.comにリンク張り始めました。
大魔神やら鶴姫やらの話しして、見たいって人が一人でも現れたらファン人口増えていいよなぁとか思っているのです。まぁ、そんな人滅多にいないわけですが(笑)


2005/09/11

友人マボと会う。 新宿でカラオケパセラ>高野フルーツバー>ルノアールという贅沢ぶり。
高野は女性同伴でないと入れないと噂に聞いてましたが…本当でした。
90分バイキングなんだけど、ビーフストロガノフを一杯取って、あとはいきなりケーキに突撃。
ミニケーキを全種類総なめして、フルーツ、調理実演のマグロのソテー、口直しにピラフ、締めにアイスクリームと色んな意味で誤った食べ方をしてました。
ケーキ食い終わってから、「あ、甘いのって満腹中枢刺激しまくるから最初は普通に食事すべきだったか」と気づくていたらく。
やはり高野だけあってフルーツが美味でした。パパイヤ、マスクメロン、パイナップルが良かった。
話足りないのでルノアールへ行き、コーヒー一杯でねばりまくり。気がついたら22時だったので解散。
帰りはお金出してリクライニングできる列車で帰りました。


2005/09/10

六本木ヒルズでオールナイトの映画を見る。
大魔神三部作である。ネットでチケットを購入したら真ん中の列の真ん中あたりの席。
前列の方は予約時に「チケット確保不能(満席の可能性アリ)」とか出てたのに誰もいない。
どういうことですか!
しかも右隣にポップコーン食ってるアベックがいるし。
…とか余計なこと考えていたのもつかの間。映画が始まるとすっかりのめり込んじゃって隣なんか気にならない。
大魔神が出てくると造形に目がいってしまう。
今回気がついたのが、篭手の腕と手の甲の部分のつなぎの部分がフィギアと違う(笑)
兜の後ろの鋲は1列が正しいというのも結構間違ってフィギア化されている。
兜の正面の部分、第一作目はタガネの位置に鋲はないが、第二作目以降は鋲有り、手の爪は金色。
で、映画を改めて見直した感想。
第一作目「大魔神」…家老が謀反を起こし、悪家老が領主に。重税の上に強制労働で民は疲弊の極みに。大魔神を封じた山の神像に隠れ住む前領主の遺児は悪領主を倒しお家再興を計ろうとするがあえなく囚われ処刑の危機に。悪領主は山の武神像が旧領主や領民の心の支えとなっていると考え、これを破壊しようとする。兄の処刑の報を知った姫はタガネを打ち込まれた武神像に兄を助け領民を救って欲しいと祈り涙をこぼす。すると武神像は大魔神に…という勧善懲悪の筋書きながらも、大人向け特撮なので万事上手く収まってメデタシの話でないところがポイント。最後は悪人を倒しても大魔神の怒りは収まらず無辜の民までが犠牲になるのが特徴的。
人間の倫理だと悪い者を倒せばそれで終わりなんですが、神罰は人倫に即していないのだというのが面白い。
日本の神は自然に対する畏怖に端を発しているので当然といえば当然か。
最後はヒロインの涙で元の武神像に戻るんだけど、若殿は「そなたの清い涙で魔神は飛び去ったのだ」と、武神像に魔神が憑依した物と解釈するのです。二作目以降は徹底的に大魔神=正義の味方なのに、第一作目はあくまでアンタッチャブルな存在…まつろわぬ神…として描かれているのが特徴的。
で、特撮面に目を向けると、ただ歩くだけのシーンでバストアップで映っているシーンでも、足音に合わせて肩が大きく上下。足を踏みならして歩くといった感じで、破壊する意志が見て取れるのがいい。他の特撮と違い、大魔神は中の俳優の目を使っているんだけど、この血走った人間の目がいい。顔は着ぐるみなのに、唯一生身である目で表情を生み出しているのだから、映画って凄いなぁと慨嘆せずにはいられません。
やや下から見上げたバストアップが結構多いのだけど、これとて小さな人間の視点から取っているのだから臨場感抜群なのであります。
…以下、二作目以降まで全部かくと長くなるのでここまで。
別項で感想ページ作っても良いかなぁと思い始めました(笑)
で、映画毎に休憩を挟み、全三作を朝5時までかかって見たわけですが、当初懸念していた上映中に眠くなったらどうしようという心配は杞憂でした。
時代劇がしっかりしているから文字通り手に汗握る展開だし、大魔神が出てくれば本当に心臓がドキドキしちゃって俺の体大丈夫かと思うくらい興奮してました。やはりスクリーンで見ると迫力が違う。TVじゃドキドキはしないですよ。
見終わったら汗でTシャツは湿ってるわ、心拍数は上がってるわでこんな体験も久々でありました。


2005/09/09

仕事から帰ってきてすぐ寝る。19時には布団の中だったろうか。しかし寝られぬ。
目覚ましは21:55だが、結局寝ないまま21時に。眠気が湧かないので明かりを付けて漫画を読み出す。
22:10に家を出て六本木ヒルズへ。
列車の中で寝ようとするけどやっぱり駄目。
遠足前の子供ですかおいらは。


2005/09/07

東武動物公園から朝日バスで関宿の方へ。対向車両が来たら終わりという田んぼの細道をバスが走る。
関宿の市街に入ってからも幹線道路を外れて右へ左へ。まるでコミュニティバスである。
来る途中に大きな傘を買ったが雨は止んでしまった。喜ぶべきなのだろうがなんとなく悔しい。
なおもまして悔しいのは、葬儀のためにこの街に来ているという事実である。 おいらと大差ない歳なのに実に残念である。


2005/09/06

サンクリスタッフとして一緒に活動してきた仲間が亡くなった。
サンクリスタッフは数多けれども、スタッフ内で僅か3人しかいない同ジャンルの仲間だった。
引っ越しして収納場所が問題になったので、彼に本をあげるつもりだった。
リストを作ってメールするつもりが、なんだかんだで延び延びになっており、そろそろ送らねばなぁと思った矢先の訃報である。退社時にmixiをチェックしてスタッフ仲間がなんだか騒いでいるなと思ったら、この話であった。
いまはただ、故人の冥福を祈るばかりである。


2005/09/04

コミケの反省会である。
ゆりかもめの顛末を確認したり、最早効力を発揮していない時間帯の通行規制の解除を提言してくる。
今回問題になった(と感じた)のが、ベテランの体力が限界に達していると言うこと。
れすり姉さんの「もう持たんわ」発言は今そこにある危機って感じで後継者育成の必要を痛感させられました。
スタッフとしてのベテランではなく、この部署のベテランが、まずは必要か。


2005/09/03

実家に帰って、親戚に結婚報告をする。
叔父と家電製品の買い方の話で盛り上がる。
家電量販店は家に搬入しても置いていくだけで全然セッティングしていかないよね、と。
叔父の経営する街の電気屋は手取り足取り使い方を説明し、調子悪ければ電話一本でサポートである。
対して、家電量販店は売ったら終わり、あとはメーカー任せの感が強い。
自分なんかはハナっから物を買って終わりのつもりで利用しているので全く問題を感じないのだが、一般ユーザーではそうもいくまい。
量販店は液晶大画面TV買っても、その場に置くだけで転倒防止用のベルトやらは付けないで帰るのだそう。
叔父の店はというと、設置位置の検討に始まり、照明や窓の位置をふまえて色合い明るさを調整するのだそうだ。
量販は10年保証といいつつ、1度保証を使ったら軽微な故障であっても効力終了する店もあるなど問題も多い。
街の電気屋はその点何度でも有効である。
そして利益率の高い新製品だとしても悪い物は売らない。お得意様が離れてしまうから変な物は売れないのだ。
セールストークはするが、顧客満足度が低い製品は説得して止めさせるのだという。
Bという量販店でエアコン買った時の話をしたら、ウチは(おいらが細かくチェックして回る「嫌な客」だったためか)比較的丁寧な施工であったようだが、ロードサイド型の店では手抜き工事が横行しているという。我が家でも設置位置の水平出しは目測、接続管の漏洩試験無し、真空引きは電動ポンプ(指定した)だったが、ポンプが過負荷音を出したら終了であった。(心配なのでなおも5分運転させたが)
叔父のチェックポイントは真空引きとドレン配管、それに地震対策の取付である。
聞けば叔父の工事とは違うところが多いことに気づく。それでも動作に支障ない程度の施工ではあるし、現に冷えている。水漏れ起こしたら自分でドレン管変えればいいやと思っているのだから気楽なものである。


2005/09/01

9月である。最早夏休みと関係ない生活をしているおいらであるが、子供の夏休みが終わるのは残念だ。
通勤列車が混むからである。
夏休み中、特にお盆に至っては余裕しゃくしゃくで座れていたのだが…

2005/08/30

通勤時、小錦のような大柄な人が隣に座る。
なんだかずーっと鼻歌を歌っている。ちらりと横目で見ると、微動だにせず歌っている。
酔っぱらいが気持ちよさそうに歌っているのとは違うのが、かえって不気味この上ない。

2005/08/28

名鉄モノレール「動物園線」は未乗車である。だから乗りに行った。
8:50が始発なのだからずいぶんのんびりしている。
それもそのはず。動物園開場は9:30だからだ。
終点「動物園」で改札から出ようとしたら止められた。改札を出るともう施設内だからである。
駅舎の写真撮影をさせてもらい、すぐに列車に戻る。
帰りの乗客は自分一人だ。
自動車とパノラマカーが同じ橋を渡った有名な犬山橋。今では自動車専用橋ができて、犬山橋は鉄道専用になった。過去に撮影に来たことがある。橋を渡って新鵜沼へ。
JRに乗り換えるために駅を降り、駅前の地図を見る。
なんだ、中でつながっているではないか。
名鉄改札に行くと、地下通路を渡るように案内された。
JR側に出ると綺麗な駅前広場が整備されている。
しかし、 やってくるのは2両のディーゼルカーである。
6両の急行が発着する名鉄とは雲泥の差。しかし、JRも往事の名残で構内は広い。
駅前のコンビニで飲物を買い、高山本線で美濃太田へ。
駅舎を撮影してからのんびりと長良川鉄道のホームに降りて驚いた。
満席である。
行楽&帰省客だろうか。皆、荷物を2つ3つと持っている人が多い。
名鉄の線路が工事用の柵で囲まれてしまった関を出て、老婦人が自分のボックスの近くにいたので席を譲る。
それでも席は全部埋まっている状態である。関で1両増結。なのに前の車両には乗れない理不尽。なんだこれ。
立ったまま車窓を眺めていると後ろから声がかかる。
「お兄さん席開いたから座りなさいよ」「いや、本当は私達が席を譲らなきゃなーなんて思っていたんだけどね」
見れば戦時中に少女だったご婦人方である。
勧めてくれたのを幸いにボックスに座る。このご婦人方は終点・北濃のその先にある温泉に一泊するそうだ。
高山本線の沿線に住んでおり「田舎者だから自分の所より田舎に行きたがるのよアッハッハ」だそうだ。
途中駅から乗ってきた地元民は皆、関や美濃市で下車してしまい、乗っているのは今日だけの客ばかり。
皆、車窓の長良川を見て2時間の旅を楽しんでいる。
4人連れの少女達(こちらは現役)やカップルなどが一斉に降りる。
駅名に子宝温泉の文字が見える。老婦人の話によれば駅舎と温泉が一体になっているそうだ。
老婦人達はずっと話し通しである。聞けば年に一回の老人会の旅行だそうだ。
残っている乗客は軒並みこのご一行の模様である。
「こんなおばあちゃんと話す事なんて無いでしょう?」
饒舌なお年寄りはこんな事を口にする。いや、青森でもこんな言葉を聞いたことがある。私はお年寄りと話すのを躊躇する口ではない。旅先での出会い、触れ合いが楽しいからこそ、私は汽車旅を選ぶのだ。
純粋に鉄道好きだから乗る以上の楽しみがそこにある。
ご婦人方との楽しい話は尽きない。線路脇にアケビが成っていれば、戦時中は道ばたのアケビを獲って食べたものだとか、あのアケビはたわわに実っているのに鳥が食べないのは何故かしら等と言う。
隣のボックスからも「あら美味しそうなアケビ」と声がする。あちこちでアケビの話しをしているので、みんな食べ物のことばかり、いやぁねと言って笑う。
長良川は次第に細くなる。鮎獲りの梁(やな)も過ぎ、風にそよぐ稲を過ぎ、鉄橋を渡り、トンネルをくぐる。
ご婦人方はおいらが妻帯者であることに大層驚いたり、学生さんじゃないの?等と言ったりする。
そういえば、若く見られるのが嬉しくなったのは二十歳を過ぎてからだろうか。
梨、食べる?
タッパーに入った梨を勧められる。地元の名産だとか。
今まで沈黙を通していた、Box席の相客である30代の男性にも勧められる。
ぽつりぽつりとその男性も会話に混じる。彼もまた全国鉄道乗りつぶしを目標としているらしい。
終着が近づく。ご婦人方は温泉のチケットらしきものを受け取り、いそいそと荷物を下ろす。
旅をするお年寄りは、実際の年齢より若く見える。
「いいわねぇ、若い人とすっかり仲良くなっちゃって、羨ましいわ」
車内に笑い声がこだまして、終着、北濃である。
男性と一緒に食事場所を探す。しかし、今度の列車で折り返すに相応しい場所は全然無い。
まず、駅前に食事できるところがない。道路と長良川、そして道沿いに家が並ぶ。家一軒の裏は山肌である。
川を下る方向に歩を進めると喫茶軽食の文字。これだと思って近づくと本日休業。
駅舎にくっついていたラーメン屋の扉は既に店じまいして久しいものだったし、喫茶の先にあるレストランは本格レストランで敷居が高い。あと40分で食事を済ませるわけにはいかなさそうだ。
同行の男性は隣駅まで歩いて道の駅で食事をすることも考えたようだが、おいらは線路の終点を探検したい。
終着駅の先。実際に線路が終わっているところまで見なければ気が済まないのである。
結局、昼食代わりに炭酸飲料500mlの摂取となった。近くの自販機でレモン味のボタンを押す。ぬるい。
駅へ戻り、 ターンテーブルなどを撮影。その先に延びている木造廃屋は車庫か積み込み線の名残かと思うがよく分からない。
空いているボックスに身を収める。隣の車両はお座敷列車型。道理で人を乗せなかったはずである。
長良川を左に右に。結構列車の速度は速い。途中でだんだん混み出す。子宝温泉で一気にボックスが埋まる。
先の男性の向かいに座り直す。「混んできましたね」
彼は京都在住だそうで、まだ関西方面しか旅していないという。乗りつぶしマップを見せてもらった。
関西の私鉄が全部塗りつぶしてあるが、関東はこれからである。
関西は私鉄乗り放題の切符があるが、関東は無い。東武なんか大変ですよと話す。
話の種は尽きない。行きにも増してあっという間に始発駅だった美濃太田に到着する。
太多線に乗り継いで中津川経由で東京まで帰る…と話していると、車窓に「中津川」と書かれたディーゼルカーが見えた。
あ、あれだと指していたら、あろうことかディーゼルカーは加速。こちらの列車が駅に着く前に出て行ってしまった。
あれー?乗換時間が4分あるはず…と首をかしげ、メモを取り出したらなんとこちらの列車が4分延である。
なんてこった。途方に暮れてばかりいられない。次の30分後の列車までに修正ダイヤを立案し、東京まで帰らねばならぬ。
即座に、中津川経由で一本遅らせた場合と岐阜経由の2ルートを比較する。東京まで算出している時間がないので、とりあえず両ルートが合流する時点まで調べることにする。
太多線中津川経由は未乗線区であるが、東京に帰るのが先決である。
調査の結果岐阜経由が早いと出た。まだ時間はある。駅前で食事できるところを探すがどこも休みである。
仕方なしにコンビニでおにぎりを購入。夕食まで腹が持てばよい。
ここで沼津〜東京間のグリーン券を購入。¥750である。
岐阜行きに乗車。
引き続きダイヤを調査して東京到着時間を算出する。どうにも良い列車がない。
遅くはなるが浜松で下車し食事をすることにして、当初予定より1時間延のルートにした。
失敗だったのは携帯時刻表を持参しなかったこと。Webで各駅毎の発車時刻や最短経路検索などはできる。
しかし、ここで始発に乗り換えられるとか、乗換時間を調節して特定駅で待ち時間を多く取って途中下車などは紙の時刻表が無いと難しい。
検索ソフトが出した答は静岡駅で20分待ちであるが、調べてみると乗換1分の列車がある。なんだ、これなら早く帰れるではないかと思っていると、熱海で30分待ちとなり、結局熱海以遠は同じ列車になる。
静岡で待って、熱海でも待ってというなら、一気に熱海まで行ってしまおうと決意。あとは静岡で混んでたら次の列車にすればいい。熱海では僅か5分前に東京行きが出発している。三島〜熱海、熱海〜小田原間の新幹線利用も考えたが、自宅到着が20分早くなるだけだ。それで千円では気が引ける。
とにもかくにも、まずは浜松で腹ごしらえだ。
浜松駅前の菊川は東海道線の旅では定石のコースである。
ウナ丼¥950は安い。それでいてパリッとした皮が香ばしいウナギが食せる。東京なら¥2500はかかるだろう。
前はもう少しご飯の量が多かった気がするが、どのみち満足である。
熱海まで爆睡。熱海で30待ちなのだが、喫茶店にでも入ろうかと思っていたら、1番線に伊豆急のリゾート21が止まっている。これはまだ乗ったことがない。
車内に入ってみる。海側を向いた座席、展望車。これで普通運用なのだから恐れ入る。
感心していると、ドーンという爆発音。
もしやと思ってみると、期待通り花火大会であった。ビルの向こうに大輪の花が咲いているのが見える。
だが、カメラを構えると中小の花火になってしまった。
ともあれ、静岡ではなく熱海で時間を確保したのは正解だった。
この後、家に帰ってから気がつくのだが、さらに20分待ってながらの送り込みを狙っても良かったのだった。
そうすれば静岡〜東京間で爆睡できたのに、と後になってから気づく。後の祭りである。


2005/08/27

万博である。
何をするにも列である。幸いトイレは空いていたので生理的欲求と行列の狭間で大変なことになるのは避けられた。よしとしたい。
自動運転のバスに乗り、一度予約館の場所を下見してから国際館へ。アジア地方の各館を見る。
何故かというと、列がないからである。
その国の自然を再現したコーナーだったり、国の伝統衣装や民芸品を展示してパネルが掲げられている。
領土的には小国にも関わらず、ブルネイ王国は石油大国である。
展示の内容も「ブルネイ王国は石油と天然ガスのお陰で森林資源には手を付けずに済みました」といったことが書かれている。南太平洋館は○○ネシア諸国のパネル+伝統工芸の乗った四角いテーブル一つ、といった感じの展示。
大体、皆そのまま歩いてスルー。一生懸命文字を追っているのはおいらだけか。
…そーいや、ナウルってどうなったんですかね?
南洋諸島について若干の知識を得たところで他の館へ。
ダンス公演予定時刻の紙が張り出されたので覗いてみる。
東南アジア系の舞踊衣装はキッチュなデザインが多いので非常に気になるのだけど、パビリオンの予約とかぶって無理だった。残念。
時間になったので企業パビリオンへ徒歩で移動。
屋根から霧が吹き出ている。打ち水同様の気化熱による冷却を狙った物である。
…シナリオのネタで暖めていたのが、もう現実になってしまっている。お蔵入りにしたり暖めているネタというのは大抵発表前に他で使われてしまうという好例である。
企業パビリオンで予約者の列に並ぶとサイレンが聞こえる。
「救急車が通ります!」と係員が連呼。
声のする方を見ると、全く我々コミケスタッフが救急導線を確保するときと同じである。
もっとも、有明では救急車を誘導した経験はない。担架通りまぁす!がもっぱらであり、救急車は晴海まで遡る。
救急車が通りますと言ったのは、後にも先にも晴海の一回である
さて、やってきたのはオート三輪であった。遠くに救急車本体が見える、そこから機材を運搬しているのだろうか。
オート三輪の前を2名の警備員が疾走して道を空けている。従って人間の走る速度よりは遅いのである。
会場内の乗り物に至っては、前後左右を係員が取り囲み大名行列のようである。これは大変だ。
さて、JR東海のパビリオンでは浮上式リニアモーターカーの原理を分かりやすく説明していた。不十分だったリニアへの理解が深まり非常に有意義であった。反面、メインの3Dシアターは恒例の偏光グラスの眼鏡をかけて見る立体映像である。慣れてしまってあまり未来を感じない。
リニアの映像自体もCGエフェクトかけていて、まぁこんなものかといったところ。3Dシアターの前に見る、鉄道の発展を描いたショートフィルムの方が、いかにも最近のムービー屋さんが作った感じで面白かった。絵、写真を映像にしてみせるのはこうやるのですよという見本のようである。説明無しにロケット、リバプール、マンチェスター、交流電化、島秀雄などと言った文字が躍る。多分大半の人は分からないだろうと思う。
外に出ると、JR東海のお姉ちゃんズが手押しのリニア型の水タンクを押しながら水を撒いていた。
水タンクちょっと欲しいと思った。


2005/08/26

行きつけのお絵かきチャットに「鎧っ娘部屋」が出来る夢を見た。
夢だった。


2005/08/24(26日追記)

朝、何度か目が覚めては寝直し。結局7時に起床したが、相方はよく寝ているので起こすに忍びない。
ネットにつないでそのままごろごろ。
7時半過ぎに行動開始。8:19発の上り新快速に乗車。0番線からの乗車は初めてかも。かっこいい!
130km/hはいいなあと思いながら米原。接続列車は既に立ち客がいる状態である。この区間は慢性的に輸送力が不足しているのではないかと思うが、18きっぷシーズンのみの現象なのだろうか。
大垣で新快速に乗り換え。階段前のドアから出たため、安心して座ることが出来た。7両なので輸送力もあり、席の奪い合いにならずに済んだ。とはいえ、恒例の大垣ダッシュは昼間時間帯の上りでも再現されており、接続列車の輸送力が分からない子供やおばちゃんが脇目もふらずに走っている。走ろうが歩こうが、どのみち席は十分なのだ。
名古屋まで新快速。下車して食事と思ったがまだ早い。店も開いていない。
そこで名古屋城を見学することにした。地下鉄で市役所前へ。そして名古屋城に着くと、城の脇に近代的な建造物が。そのまま石垣の上まで延びており、何かと思ったら車いす用のエレベーターであった。
コンクリート打ちっ放しでなく、もうちょっとイメージを合わせても良いんでないかい?
全国でもエレベーターのある城はここぐらいでは無かろうか。名古屋人の合理主義を物語る設備として有名であるが、5Fまで一気に上れて合理主義万歳である。5Fの展示を見、天守閣から市街を一望。その後1階層ずつ見学して降りてゆく。兜と鎧の展示はあったが、兜×3、鎧1、特に気に入るデザインは無し。ただ、蝶を立物にした兜を見て「リボンにしたら?」という相方提案はナイス。これはいただきである。
足早に名古屋城を見、急いで名古屋駅へ引き返す。
途中の商店で弁当を購入。安さにつられて買ったが、400円でおつりが来るのは良い。
店のおばちゃん、日替わりですからまた来てくださいね、と。
いや、多分二度と来ることはないと思うんだけど、そこは愛想笑いである。
地下鉄浅間町から名古屋へ。駅のホームできしめんを食す。中央線のホームで食べたのだが、乗る列車の発車ホームが分からない。改札直上の案内は次発まで、コンコースやホームの案内は付帯案内を流しているため今度の列車しか分からない。しかもホームに時刻表がないと来ている。
万博行きの案内をしている警備員に聞いてホームが判明。万博八草行が出た後に入線とのこと。エキスポライナーの方向幕を写真に撮って列車を見送った。
4両停車位置の看板の内側に並ぶ。頭上ではドア毎の案内表示が「快速 中津川」と書いてあるので間違いない。
運転士と思しき係員も近くに来た。ところが、構わず見当違いの所に並んでいるグループがいる。
ややあって列車が到着。くだんのグループは列車に合わせてこちらに歩を進め、平然と割り込み。無論、おいらがそれを許すわけもなく、列先頭だったのでドア横に陣取って手を広げて正当な列を確保。どうも中国語らしき言語を使っているところを見ると台湾観光客かしら。ともあれ、やっているのは新宿界隈の若者と同レベルである。
席を進行方向に倒して、中津川行出発。向かいの席は全員逆向きに座っている。最初に座る人が席を倒すかどうか出その後が決まるので、最初が肝心なのだ。
中津川で乗換。雷が鳴っている。駅の写真を撮って戻ろうとすると、丁度貨物が動き出した。
連結器がぐわっしゃーんと凄い音を立てる。隣のおばさん「雷が落ちたのかと思ったじゃんね」ごもっとも。
中津川から先が、景色が良いところだ。
最初、進行右手の方が川で悔しがっていたのだが、そのうち自分が座った左手方向に川が移る。
所々にダムがある。建物に年季が入っており美しい洋風建築だ。
次第に上流になり、川が無くなってしばらくすると篠ノ井線に入る。
すぐに降りずにもう一駅。塩尻で座れなかった場合を考えて、隣の広丘へ。
雨は本降りである。駅前のコンビニに行き、飲物などを購入。
上り大月行は7両。とりあえず席は確保。塩尻で地元の高校生が下車し、なんなく1Box確保。
途中、特急に抜かれまくる。日野春で抜かれたのが三本目。30分に一本なので特急なら1時間半早く帰れる計算。
日野春では駅舎を撮影に下車。降りて撮って乗る。それだけである。
次の穴山は戦国武将穴山氏の穴山である。相方が反応する。
そう、戦国無双猛将伝の稲姫シナリオは穴山氏を無事に逃がすというミッションから始まるのである。
大月で特快に乗車。
すれ違う人の中にサラリーマンを見て、都心から大月以遠の通勤だとしたら嫌だなとか思ったり。
こうして今回の旅行は無事終了。


2005/08/23

相変わらずあまり眠れぬまま出発。
金閣寺道経由のバスに乗車し、渋滞にはまりながら45分。金閣寺に到着。
ここも外人観光客だらけ、というかまみれ。
金閣のてっぺんから謎の緑青を噴いた線が延びているので何かと思ったら避雷針の線でした(笑)
宿の部屋が蚊取り線香で臭いので、土産屋で香を購入。
かつて武将は鎧に香を焚きしめていたらしいのでそれにならって…とほくそ笑む。
¥450の線香が良い香り。これでいいやと相方に話したら仏前に供える香でないかと言い出す。
香りが良いのでそんなことはないと思うのだが、 確かにその系統の色なのでビジュアル的に問題があるのは確かだ。白檀チップも検討したのだけど、ますます葬式臭い香りなのでこれはパス。
結局相方の気に入った「ローズ」と「マリン」が俎上に上り、何故洋風なのだと首をかしげつつもマリンを選択。
市販の芳香剤にないモノを選ぶ。
次は食事だと嵐電で嵐山へ。途中で電話予約をし、桂川のほとりの蕎麦屋に入った。
桂川を眺めながら十割そばをいただく。
驚いたのがそば湯。
どろりと甘酒のように濁っており、箸でかき混ぜるととろみがあるのが分かる。
今まで飲んできたのは一体何だったのだ。いや、果たしてこれはそば湯なのか!?とカルチャーショックを受けながら一味を浮かべてちびり。
腹が満ちたところで天龍寺に行くも、気乗りせず肝心の庭(要拝観料)はパス。弁天さまを祀ってあるところだけちらりと見るに留める。豆腐アイスを食べたりしたが次に行く場所を決めかね、さぁどうしようとなった。
梅小路蒸気機関車館に行きたいと言うと非もなく可決。
はるばる戻って蒸気を見学。構内運転するSL体験乗車は30分前に終わってしまったらしい。次の便を待つと今度は夕方のトロッコ列車に間に合わなくなるので残念がっていると今日は臨時があるという。
チケット購入して乗ってみる。SLは乗ったところで加速がゆっくりした客車列車以外の感想を抱けない乗り物なのだが、僅かに煤が降ってきて顔にヒゲが出来る。SL列車は複線化工事中の山陰本線の下をくぐり、道路橋の間近まで進む。汽笛を鳴らして汽車は進むが、高圧蒸気を噴出している音であって、汽笛らしい音がしない。
出発地に汽車が戻ると、 側線から黒い煙がもうもうと立ち上っている。
目を見張るとD51が側線を行ったり来たり。カメラを構えて近くによると、サービス旺盛で側線でこんなに速度出して良いのかと思うほど猛然とダッシュしている。これは格好良い。感動して場を離れがたくなったが、その後のスケジュールがあるので泣く泣く離れる。結局館内の展示を満足行くほど見ていないまま動くことに。
再び嵐電で嵐山へ。足湯に浸かってからトロッコ列車にと思いきや、大混雑だったので見送り。
やれまた腹が減ったと言っては初日にパスした肉屋のコロッケを頬張った。
トロッコ列車は先頭1号車を確保。乗車率は40%程度。名アナウンスを聞きながら電車でGO!でおなじみの旧山陰本線。実は初めて山陰本線に乗ったときは既に複線電化の新線になっていたのでこの区間に乗るのは初めて。
うむ絶景かな絶景かな。川下りを見下ろす橋の上で一時停車。川下りの客と手を振り合って再び出発。トロッコ亀岡から馬堀まで歩き、嵯峨嵐山で下車。数年前に買ったJスルーがようやく残高100円を切る。
嵐電「嵯峨駅前」駅から1駅だけ乗り、今度こそ足湯に。またも混んでいるのでどうしようかと思ったが意を決して入浴券購入。熱くもなくさらりとしたお湯である。一本列車を見送って足湯から出たら、まだ乗ったことのない車両であった。当日運行の全車種はこれで制覇したことになる。
四条大宮へ出て近くのチェーン店で食事。そのままバスで宿へ帰り、蚊取り線香の臭いの残る部屋に香を焚きしめる。最終日、隣は学生と見えてやはり五月蠅いがその内静かになり、今までのうちで一番安眠できた。


2005/08/22

眠い目をこすりながらまずは京都駅前へ。バス案内所で市バスしないフリーパスを購入。¥500
ついでに併設の軽食コーナーでパンを買って食べる。
まずは三十三間堂へ。仏像マニアのみうらじゅん大絶賛の場所である。
入ってビックリ。見渡す限りの千手観音!
こりゃ、仏像マニアには確かにたまらない場所。残念ながらおいらは仏像マニアではありませんが。
千手観音は等身大サイズが一千体、どでかい「中尊」が1体あるという。前の方は造形分かるけど、後ろの方は顔しか見えないので何だか可哀想。
それぞれ作者が違うそうで、「自分の大事な人に似た顔が一体はある」とか。でも、見えないですよ!?
説明には千手観音は一切衆生を救うために千手を望んだそうで、千面、千眼、千足のものもあるとか。頭から顔が生えているのは別の仏様かと思ったら自分の顔だったのですな。千眼なんてどこにつけるのかと思ったら、手に眼があるそうな。水木しげるの妖怪「手の目」も真っ青。相手が仏様では手の目も敵いますまい。
千手観音以外の仏像も解説付きで並んでいるので一体一体鑑賞。
…三國志の漫画に出てくるような鎧を纏った仏像が結構多い。
ツレが「これなんか大魔神に顔が似ている」なんて言う。実際、様々な仏像を参考にデザインを決めたそうだから的はずれな話ではないのだ。ベルトのバックルのあたりに怖い顔をかたどった部品を付けているのも通じてますな。胸当てから鎖でバックル部分まで結んでいる仏像もあり、ツレが「使えるんじゃない?」なんてささやく。
むむ、これはいいかも!
三十三間堂を参拝した後は祗園まで進む。
神社を参拝し、阪急河原町の近くのハンバーガー屋で水分補給。
昼食の時間が近いので叡山電鉄で一乗寺へ。京都在住の友人お薦めのラーメン屋に向かう。この辺はラーメン屋のメッカだそうな。鴨だしメインのあっさり系スープ。ラーメン¥600、チャーシュー麺¥650だったのでチャーシュー麺を注文。確かに旨いスープで納得の味。
食事をしたら引き返し、平安神宮へ。
朱塗りの建築物は何故こうまで格好良いのかー!
異国の言葉を話す観光団体が邪魔で建物だけの撮影が難しいのが残念なところ。おいらは異国語を解しないので異文化コミュニケーションはとれませんでした。それにしても観光客の外国人比率の高いこと。
平安神宮では日が差したりかげったり。日が差すと目を見開くのが辛いほどの日差しで、白い玉砂利がまぶしくて目を細めっぱなし。ジリジリと肌が焼けていくので雨傘を日傘代わりに使用。
バス停で相方と別れ、おいらは鎧を見に、中村甲刀修史館へ。
建物の前まで行くと、門が固く閉ざされており、すわ臨時休館日なのか!?と不安に。
個人博物館なので予約をお薦めとか書いてあるので試しに電話すると、やってますとよのこと。
インターホンを押すと女子大生のような人が出てきて民家の中へ。
入館料¥1500を払って鞄を預けて中に入る。
展示品を変えている最中とかで通路上に鎧櫃が二段積みになって部屋中を埋め尽くしています。
中でも目を引いたのは紅裾濃威胴丸。白から赤へ、サイズも当時の大きさを再現しているため、現代日本人だったら女性サイズなので嬉しいですなぁ。他にも臆病板が壁から掛けてあったりしてじつに嬉しい展示物が色々。
係員のお兄さんがずーっとつきっきりのまま見学。作業中断して応対しなきゃいけないんだからなんだか申し訳ない気分。目録買いたいなと思ったものの、¥7500を許す経済事情じゃなかったのでパス。全頁カラーだったら買っていたんですが(笑)
見学の後、相方と合流のため京都駅へ。向こうはまだ手塚治虫の展示館を見学中だった為、京都駅の駅ビルに登って撮影。うーん、素晴らしい見晴らし。近鉄・新幹線・東寺が1コマにっ!
それにしても最上階がスモークガラスだったのは残念。なんでだろ。透明ガラスだと京都タワーのお客さんがいなくなるからですか!?
相方と合流し、またも叡山電鉄へ。八瀬方面が先発、次発も途中駅止まりで目指す鞍馬行は4本後。
八瀬の終着駅へ先行し、折り返しで鞍馬へ行くことにする。八瀬は味わい深い小さな駅でこれまた満足。5分程度しかいませんでしたが。
鞍馬に着くと送迎車が止まっている。ワゴンに乗り込み「くらま温泉」へ。
日帰り入浴¥1000はやや高め(俺基準)ではあるけど、鞍馬の山々を眺めながら蝉の合唱に耳を傾ける露天風呂は格別でした。ヒグラシが鳴いているのを聞くと夏の終わりを感じてセンチメンタルな気分になります。Airを思い出すからかも知れないけど。
温泉で肌がつるつるになったところで鞍馬駅へ。
駅前の天狗を激写しているとやってきたのは展望列車きらら!残念ながら日没してどんどん暗くなっていったものの、憧れだった窓の方向を向いている席に座ることが出来たので言うこと無し。
夕飯は先斗町の明石焼屋。入ってみたら飲み屋だったので明石焼+コーラを飲んで出てきました(笑)
宿に着くと今度は隣室若者二人。これも五月蠅い。しかも、蚊対策で付けた蚊取り線香で部屋中もうもうとしてしまい息苦しい有様。窓を開ければまた蚊が来るしでさんざんな二泊目でした。


2005/08/21

京都へ出発。普通浜松行7両編成。
トイレに行こうと思ったら、乗車した先頭3両にはトイレはなく、後ろ4両にあるのでした。
「静岡で切り離し、前3両は浜松行、後ろ4両は静岡止まりになります…」
静岡以遠トイレ無しですか!?
浜松から新快速大垣行。名古屋で下車して昼食。
味噌カツの旨い店に行こうとしたら、店の前に15人近くたまっているので断念。
近くの店をチョイスし、味噌カツ定食¥1100を選ぼうかと思ったけど付け合わせが多く食べ切れなさそうなので味噌カツ丼¥650に変更。
…でてきたのは「ちんまり」サイズのどんぶりでした。肉が薄いよ!
JR東海ツアーズで昨日予約したばかりのトロッコ列車の切符を乗車変更。
18分の列車に乗りたいんですが…というと血相を変えて対応。ありがとうツアーズ!
新快速で一駅分戻って金山。(座るため)
金山から新快速米原行に乗車。大垣で乗り換えないってなんて楽なんでしょう!
4両の新快速はどこからのってもどこまで乗っても始終混んでいるような気がします。
総じてJR東海の東海道は慢性的に輸送力不足のような気がする。
米原で15分以上待って普通を一本見送り後続の新快速へ。
目の前を始発4両が通過してホームの先端の方に止まり、しまったなぁと思うも、どーせ座れるのだからとそのまま待つ。待ち時間長いなぁ。
やってきた新快速8両姫路行を加えて12両で京都まで。
どっかで琵琶湖が見えるはず…と相方をたきつけていたら大津あたりまで全然見えず可哀想なことをした。
京都15時半着。宿に行くと2Fに通される。
ドア開けてビックリ。この部屋窓がないよ!
いや、正確に言うと採光用の小さな窓…セルロイドの下地基大のガラス2枚からなる引き戸形式の窓があるのだけど、手の届かない所にある。そのため部屋は昼なお薄暗く、これにはビックリである。まぁ、一泊¥2500なので文句は言うまい。寝られれば十分である。
…荷物を置いて京都市街散策。京阪7条から鴨川を遡上し、祗園から河原町へ。河原町で阪急に乗り、桂を経由して嵐山。嵐山駅は照明が凝っており、雅な感じである。
桂川をわたって京風にデザインされた大きな建物におどろくと、なんとそこが京福電鉄嵐山駅なのだった。
柱の周囲が間接照明で照らされた水路になっており、その中に金魚が群れている。
柱も竹で包まれており、まっこと典雅な駅である。というか、駅なのかここは。
驚きをかくせぬまま看板に導かれるままに歩いJR嵯峨嵐山駅方面へ。
ちょっとしたお屋敷の前に「水出し紅茶」の看板があって誘われるも、営業時間が過ぎているので諦めたり、肉屋の店頭に並ぶコロッケに吸い寄せられたりしながらも、結局ジュースだけ買って嵯峨嵐山駅へ。
駅舎の上に洒落た金属細工が生えていると思ったら避雷針である。
洋風にまとまった好感が持てる駅だ。列車は行ったばっかりなのでどうするかと考えた結果、ラーメン屋へ行くことに。なるほどラーメン専門店の名に恥じず美味。醒めてくると油膜が固まるという油の多めなラーメンだったが、とろりとろけたチャーシューが旨い店であった。
満足して山陰本線で京都へ戻る。
宿に着いたら部屋が変更になったという。通されたところは2Fの四畳半ではなく、1Fの6畳。
窓から池が見える。
やった!と喜んだのもつかの間。お隣とはふすま一枚で隔てだだけ。
隣のTVや会話が良く聞こえる。しかもうるさい。
こっちでおやすみと行っているのが分からないのかー。
さらにタバコの煙が洩れてきて臭いこと臭いこと。
たまらず窓を開けたら網戸が無くて蚊が入ってくる。
眠れないわ蚊に刺されまくるわ、ようやくとなりが静かになったと思ったら夜中に起き出して会話しているし。
あげく、2時過ぎに「ピッ」という音が鳴る。しかも不定期に鳴る。忘れた頃に鳴る。
これは寝られない…
結局寝たり醒めたりを繰り返しながら朝に。
謎の音の原因は煙感知器でした。宿の人に取り外してもらって、よし明日からは安眠だ…と、その時は思ったのです。


2005/08/20

京都旅行に先立ち、ヨメ実家へ一泊。
…あの、長いロールケーキを頂く。今日は抹茶味。


2005/08/17

忘れないうちに思い出話を書いておこう。印象的な出来事を何点か。
3日目午後、ようやく言葉をしゃべり出したような幼児を連れたお父さんが電光掲示板の前で座り込み。
スタッフが机を広げて案内をしている目と鼻の先で座り込み。あまり感心できない話だ。
…とはいえ、最早椅子もない状態で子供を連れ回すのも大変なのだろう。
目の前にエロ本買ったオタがやってこない事を場に居合わせた全員で祈りつつ動向に注目していると、お父さん何やら本を取り出して子供に読ませ始めましたよ。
いったい何を読ませているのやらと一同興味津々。
警備を装って近くを通ったら、ミッフィーの絵本を読ませていました。
「やー、ただの絵本だった。良かった良かった」
同人誌だったらどうしようかと思っただの、最近は同人絵本もあるしだの、ヤオイ本だったら大変だの、小学校に入った後算数の授業で大変なことに(3×2のバッテンに反応)だの色々想像を膨らませてくれる光景でありましたが、どうやら買い物に出かけた母親待ちだろうという結論に到達。
…空気の悪いところで父娘揃って…母親はヤオイ本かしら。やっぱり算数の授業が大変なことになるに違いない、と心配の種は尽きないのでありました。
いやいや、実際には子供が不憫なので椅子を貸し出したいけどまずいしね、と話していたのでありますぞ。
次の話題。
毎回同じ部署を担当すると顔なじみも出来る。
サークル参加者のダニエル君がそうで、彼は2年くらい前からサークル入口の当たりをうろうろとしているのだ。
当然、大勢の参加者がいるのだから、そうそうに記憶に残る人とは出会わない。
前回のサークル入口担当のアフロとダニエルくらいしか覚えていないのだ。
ダニエルはどういう特徴があるかというと、ハリポタの格好をしている。
正確にはグリフィンドールのネクタイを締めて毎回やってくるのだ。
出会ったきっかけは、コスプレでの来場禁止と注意したことに遡る。
「シャツにネクタイをしているだけで、この後更衣室に行ってローブを羽織ります」とかいったようなことを言われた覚えがある。
なるほどちゃんと分かっているなら良いでしょうとかなんとか、そんな内容だったと思いますな。
ところが、だ。
「なんだダニエル。ネクタイはどうしたの」
ネクタイしてませーん。でも今回もちゃんとコスプレするらしい。偉いねダニエル。
でもここでの待ち合わせは禁止だぞ。
だいたいダニエルは朝早くからサークル入口閉鎖近くまでこの界隈にたむろするのが常。
とはいえ、真に迷惑な座り込みや買い出し組の会議などとは無縁で、あっちこっちへとブラブラしているのである。
「通行証持った人が来ないんですよー」
毎回ではないか。いい加減事前に通行証をもらってきてはどうなのか。
「いやー」
ダニエルにとってはここで待ち合わせするのがコミケの楽しみなのだろう。
でも、そろそろ閉めるよ。閉めるときはダニエルも一般列最後尾になっちゃうんだからね。
「はーい」
そんなダニエル、2日目だか3日目だか、こんな話をしてきた。
「待ち合わせの目印に、これつけてもいいですか?」
グリフィンドールのネクタイである。
「コスプレ行為に該当しちゃまずいかなーと思って」
いいえ、それは普通の私服のシャツの上に柄物のネクタイをするだけの行為。
コスプレではなく、単なるネクタイ着用だと私が今ここで現認しました。問題はありませんと言って見届ける。
コスプレの準備行為も当然禁止事項に該当するのだが、今回のは動機も行為も規制事項には該当しない。
それでも声をかけてくれたダニエルに、 冬も会いたいものだな、とつくづく思う。


2005/08/14(夜)

朝から強い日差し。どんどんドリンクを摂取。
「リポビ○ンD飲んだらオ○ナミンCが出た」等と下品なことを考えながらトイレを済ませ、今回もサークルゲート周辺の整理に執念を燃やすおいらなのであります。
前回同様、移動アナウンスは全体にアナウンスした後、「それでは聞こえなかった人のために個別にご案内に伺います」と言うと、途端に動き出すから面白い。
動き出さない人も個別に案内すればスムーズに移動してくれ、ごねることがない。
また、事情があって困っている人に対するフォローも出来るので、自分では良い戦術であると思っている。
さて、西の一般入場、西4Fへの先頭持ちになってしまった。
しかし、一般入場列全体を方面別に分けたところ、たったの40人程度しかいない。あとは皆、東か西1ホールの列である。
列が少なすぎるので動き始めてすぐに止め、後ろがつながるのを待つ。
東方面はは列を収容するための迂回経路もあっという間に消化してしまったが、4Fに行く人は増えない。全く緊迫感のない列引きで、参加者に背中を見せて
「みんな信じているからねー。抜かないでねー」と言って引く。
東方面もこれぐらい平和なら良いのだが。5m動かして停止、10m動かして停止させ、更衣室担当に引き継いで作業終了。その後は東地区方面の列整理。
しかし、本当に楽しかったのは入場開始後、ガラスの壁(通常のイベントではイベント案内掲示板になっている)の直前で、突っ込んでくる列を左右に分けた時である。
次々と怒濤のごとく押し寄せる男波、「ガラスの壁があります!左右に分かれてください!」と連呼する以外、全く余裕がない。
一回だけ遊んでみた。
「障害物があります!私ではありません!私の後ろにガラスの壁があります!」
笑う範囲から声の届く範囲を算出したが全然届いていない。前方3〜5、側方2mでは普通に喋っているに等しいではないか。
連呼していて効果的な発声も出来ていないし、周囲のノイズの絶対値が大きすぎる。
流速が早くて効果が限定的というのも加わってギリギリのラインで道を切り開く。
今日のTシャツは大魔神のシャツである。映画同様海が割れなくてはならない。
押し寄せる波を次々と切り開き、いつまで続くのかと思った矢先、他の班員が交代してくれた。
戦線を一時離脱。全体を俯瞰する。
一時の混雑を脱し、今度は前者との間隔があるためダッシュする人が増えた。
見ると、カーブの途中で殆ど列が止まっており、 それを過ぎると漏斗状に列が広がるので走る余裕が出るようだ。
流速遅くてはなかなか消化できない。
列を絞りすぎているのかと思ったら実は群集心理で、列が渋滞している方にわざわざ並んでいるのだった。
近道を通るより、カーブの外側の方が流速が早く、そっち行った方が早い。
近くにいた担当に「ここで渋滞しているため、カーブを過ぎると急に人が空く。そのため走り出す人がおり危ない」と言うと、懸命に外側に流し始めた。
ようやく解消されたなーと思ったらO屋先生が渋滞箇所の方から登場。
コーンを配置して渋滞解消したらしい。流石である。
ここで休憩。いやに早い。
早速本を買いに出発。ところが、どこを回っても買う本がない。
期待したシュシュトリアンサークルも好みから外れる内容で買うのを断念。
鎧娘表紙の本があったので手に取ったら無料配布だというのでもらってきたり、友人からもらったりと、そんなのばっかりで全然買わない。
結局2サークル3冊で終了である。
で、友人のサークルに行ったら言われた。
「チクビ透けてるよ」
「ええっ!すけてないよ!ほら」
「思いっきり透けてるよ!」
なんてこったー。でもいまやどーにもなりません。
西地区にも顔を出した。 鎧の博物館巡りの体験本のサークルである。
撮影した写真も置いてあったので拝見していると声をかけられた。
「以前来ていただいたスタッフさんですよね」
帽子を見せて「はい」 と答えると、予想外の話が。
「また来ると思って、資料本をお持ちしました」
…信州は佐藤博物館。鎧の展示で有名なところの目録である。
有り難く拝見する。
…ううっ、復古調の紫裾濃がタマラン!紫裾濃(上は白、下に行くにつれて紫が濃くなる紐でできてる)だけでも格好良いのに、その上に金属の彫刻を貼り付けているのでゴツイ!
話を聞けば、同博物館は下から見上げるように展示されているそうじゃないですか!
くっはぁ…は、はなぢが…と言うくらい羨ましいお話でした。
また次のコミケでと言って辞去。非常に大きな収穫でした。
渚小町さんの所にも行き、今度はカラオケにでも行きましょーと挨拶。
うー、もっとゆっくり話したいけどサークル前で長々立ち話するわけにも行かないし、休憩時間も終了。
さて、夕方、西4Fへの階段がパンクしたときの誘導用通路。
ここを撤去して休憩場所(というか、座り込みの移動先)として確保し、座り込みを移動させると…
面白いように次々と人が立ち上がり通路スッキリに。これはたまらん。病み付きになりそうだ。
閉会時はエントランスホールにスタッフが一列に並び、三三七拍子。
周囲の全員が三三七拍子をして拍手喝采。
「冬コミで会いましょう〜!」と感動のグランドフィナーレを迎えました。


2005/08/14(朝)

会場に向かってます。
今日の服は大魔神の柄のTシャツです。
遂に着るときが来た(笑)
昨日の特撮スペース見学に行くときに着るべきだったかも。


2005/08/13

今日はコミケ。持ち場に着くといきなり天城主任から熱い抱擁を受ける(笑)
「大吾がいないと大変だということが、昨日良く分かった」
ベテランが軒並み異動した中、おいらが普段座り込み排除にやっきになっていた場所を担当する人間がいなくなり大変だったのだという。
というわけでおいらも活動開始。滞留者を移動させ、サークル入場口付近の通行確保のための準備を行うのが仕事である。
一般参加者の買い出し組が輪になっているのでドンドン排除。
今の混雑状況だったら放置しても問題にならないところも、それを目安に人が溜まりだして手が付けられなくなるので今のウチに排除で常にすっきり。
それにしてもサークル入場口の真横とかの非常に邪魔な位置に平気で立っている人はどーいう神経しているんでしょうか。
でもって、サークル入場時間中にゆりかもめの駅を見たら、屋根から外れたところに車両が止まってました。
えー!?
隣にいたMR52氏に「あれ、止まってない?」と話したのが8:30頃。
45分頃に対策が決まり、ゆりかもめの駅までサークル参加者を誘導しながら駅前のスタッフ及び駅員に遅延状況の確認。
「最大30分遅れで運行再開しました」とのこと。
本当はその30分延の列車は今どこにいる列車なのか、というのを聞きたかったのだけど、それ以上は普通知らないので問い合わせずに持ち場へ。
現場に急派された追加人員を合わせ、3人でゆりかもめから来るサークル参加者の救済を開始。
一般入場列が見ている横で活動しているので当然注目が集まるので、メガホンを一般にも聞こえるようにして事情説明。今回は入れたから次も…と思われても困るので難しいですね。状況によって対策は変わるわけですから。
次々とやってくるサークル参加者の波は怒濤のごとく続き、新人では列整理が出来ない状態に。列が曲がっていようが膨らんでいようが問題ないので、おいらは放っておきましたが(ぉ
前線からベテランが次々と応援に到着。一般入場は若手のみで実施することになったそうな。
最終的に結構な数を救えたんではないかと思います。
そんな中、人相の悪い親父が「チケットはどこで買えるんや」と。
入場無料ですが入場者は1〜2時間かかるような列を作っていますと説明するものの、サークル参加者のチケットを指さして「売り場はどこや」と。
どーもダフ屋みたいです。
過去の日記へ